第42回 自然観察大学 室内講習会
参加者募集

自然観察大学では下記のとおり室内講習会を実施します。
会場での参加のほか、Zoomによるオンラインでの参加も可能です。
オンラインではご自宅などのPC、タブレット、スマホで参加いただけます。
各分野の専門家が、興味深い内容を一般の方々にもわかりやすく話をしてくれます。
自然観察に興味のある方はどなたでも参加いただけます。
どうぞ気軽に参加してください。(事前に参加申込みが必要です)

【会場での参加をご希望の方へ】
会員での参加人数は限りがありますのでお早めに申し込みください。
満員になりしだい締め切りとなり、以降はオンラインでの参加となります。

各講師のプロフィールはこちら ⇒ 

2025年2月11日(火曜日、祝日)13:00~15:30
① アブラムシ観察入門  講師:松本嘉幸
② シダ植物の最近の話題 講師:村田威夫

※ ①、②は続けて参加いただけます。



…… 講演内容の紹介 ……

① アブラムシ観察入門
-とくに生活について-

<自然観察大学講師 松本嘉幸>

アブラムシは日本産のもので9亜科、700種が知られています。おう盛な繁殖力により“陸上のプランクトン”として、昆虫の世界、生物の世界で重要な位置にあります。
アブラムシの生活は多様で、単性生殖と有性生殖、集団生活、寄主転換、アリとの共生など、興味深いものが数多くあります。
松本先生は50年にわたってアブラムシの観察・研究をしてこられた第一人者です。
講演ではそのエッセンスを実例とともに紹介していただきます。

どれがアブラムシですか?(写真:松本嘉幸&大野透)
 

② シダ植物の最近の話題

<自然観察大学講師 村田威夫>

リュウビンタイ(左)とクルマシダ(右)(写真:村田威夫)

野外観察会のときにシダ植物に関して“シダは難しい”“区別できない”といった声をよく聞きます。
そのもとにあることの一つが生殖方法でしょう。この講演ではシダ植物の生殖方法に視点を当てます。
さらに、近年の温暖化に伴うシダ植物の変化を、房総半島を例に考えます。
 ● 伊豆地方以西(以南)に分布が限られていたシダ植物の分布拡大
 ● 草食獣の食害によるシダ植物相の変化
 ● 温帯性シダ植物の減少
といった内容です。
長年シダ植物を研究してこられた村田先生は、人を惹きつける話の名手でもあります。ご期待ください。

分布を拡大した暖地性のナチシダ(左)と草食獣の食害で希少種が見られなくなった林床(右)(写真:村田威夫)


詳しい募集案内と申込み方法などは以下のPDFをご覧ください。

● 募集案内(PDF) ⇒  
● 参加申込書(PDF) ⇒ 
● 参加方法(Zoomの利用方法)(PDF) ⇒  
これまでの講習会・観察会の詳細なレポートは次でご覧いただけます ⇒ 

主催:NPO法人自然観察大学

申込・お問い合わせ先
〒272-0034 千葉県市川市市川3-27-20-811
電話 090-5758-9059
NPO法人自然観察大学 事務局:大野透
jimu @ sizenkansatu.jp (@マークを半角にして前後の字間を詰めてください)