2021年度 自然観察大学
室内講習会(通算38回)
参加者募集

自然観察大学では下記のとおり室内講習会を実施します。
新型コロナウイルス禍により、会場での参加には人数制限(10人)がありますが、
Zoomによるオンラインでの同時配信もあります。
オンラインではご自宅などのPC、スマホで参加いただけます。こちらは100人まで参加可能です。
どうぞ気軽に参加してください。




【日程と演者・講演内容】

2022年2月20日(日曜日) 13:00~15:30 (Zoomを使用します)

テーマ① 13:05~14:05 講師:金林和裕
樹木から木材へ -木材生産と身近な木製品-

<休憩>

テーマ② 14:15~15:15 講師:平井一男
緑のオアシスをつくる -生物多様性への取り組み-

<質疑応答> 15:15~15:30

※ テーマ①、テーマ②は続けて参加いただけます。


…………………… 講演内容の紹介 ……………………


山林
木材生産をする山林(写真:金林和裕)

① 樹木から木材へ -木材生産と身近な木製品-

<自然観察大学講師 金林和裕>

花や果実、芽吹きや紅葉、さらには芽生えから成長と、樹木は興味のつきない観察対象です。
その一方で、針葉樹は主として建築材に、広葉樹は家具や器に、樹種によってさまざまに製品化され、私たちの身のまわりで広く利用されています。
では、木材生産がどのように行われ、どのように製品化されているのか…
最新の木材生産現場の現状とともに、技術の進歩や利用の移り変わり、さらに主な樹種ごとの具体的な用途(製品)を紹介します。

木材の切り口を見ただけで樹種がわかってしまうという金林先生。
自然観察大学講師であるとともに林学が専門であり林業技師でもある演者が、身近な観察対象である樹木の別の一面に目を向けます。

切り口
木材の切り口(写真:金林和裕)

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ジャコウアゲハ
緑のオアシスに来たジャコウアゲハ(写真:平井一男)

② 緑のオアシスをつくる -生物多様性への取り組み-

<自然観察大学講師 平井一男>

昆虫や鳥類の集まる“緑のオアシス”をつくり、失われつつある生物多様性を取り戻す。
平井先生がそれを思い立ったのは今から10年前のことでした。
まず候補地を設定して現地の昆虫相を調査し、その中から保全したい昆虫種を選定しました。
その昆虫を招いて定着させるために、苗木を植え、種を播き、そして草刈りなど適切な管理を続けてこられました。
やっとそれが実を結びはじめて、緑のオアシスには今、アゲハ類やテントウムシなどが定着してきたそうです。
平井先生が仲間と一緒に実践してきたノウハウとともに、今後の構想についても紹介します。

ヨーロッパでは環境に配慮した農法として“生態補償地”(Ecological Compensation Area、略称ECA)が認知されています。平井先生は現地視察など長年その調査研究に携わってこられました。それが“緑のオアシス”につながったというわけです。

緑のオアシス
緑のオアシス(写真:平井一男)

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詳しい募集案内と申込み方法などは以下のPDFをご覧ください。

 ● 募集案内(PDF) ⇒  

 ● 参加申込書(PDF) ⇒ 

 ● 参加費の振り込み(PDF) ⇒  

 ● 参加方法(Zoomの利用方法)(PDF) ⇒  

 ● 事前勉強会(PDF) ⇒  


主催:NPO法人自然観察大学

申込・お問い合わせ先
〒110-0016 台東区台東1-26-6(植調会館)
電話 03-3833-1822(全農教内) FAX 03-3833-1665
NPO法人自然観察大学 事務局:大野透
Jimu @ sizenkansatu.jp (@マークを半角にして前後の字間を詰めてください)
なお、事務局は週2日出社(火・木)なので対応が遅くなるかもしれませんが、ご了承ください。



過去の記事

これまでの詳細レポートは次でご覧いただけます

2021年

飯島和子先生、中安均先生

2020年

岩瀬徹先生、小幡和男先生、川名興先生、飯島和子先生、八田洋章先生
<樹木博士入門発刊記念>

2019年

鈴木信夫・鈴木智也先生、浅間茂先生

2019年

八田洋章先生(PDF)

2018年

田仲義弘先生、賀来孝代先生

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