2025年度第2回(6月1日)
我孫子市谷津ミュージアム(岡発戸・都部谷津)

自然まるごと観察会

後援:我孫子市  主催:NPO法人自然観察大学


私たち自然観察大学では、生きものの名前を知るだけではなく、
その形を見て、くらしを考えます。
さらに生き物どうしの関わり、とりまく環境に注目して観察していきます。
植物、鳥、虫、きのこなどいろいろな角度から、
専門家と参加者のみなさんとが一緒になって観察します。

観察フィールは我孫子市の谷津ミュージアム(岡発戸・都部谷津)。
地元のみなさんの活動によって、自然豊かな里山環境が保たれています。

当日の観察ルート(我孫子市HPより改変)

観察会の話題の概要

詳しい内容はそれぞれのタイトルのあとのリンク(⇒)をご覧ください(PDF)
レポートの全体(PDF)を通読するには次をクリックしてください ⇒ 

【ハルジオンとヒメジョオンをくらべてみよう】(⇒)
ふだんよく見ている両種ですが、意外なところに観察ポイントがあります。
すぐ近くにヘラバヒメジョオンもありました。
(飯島和子先生)
【谷津田の環境変化とウグイス、キジ、オオヨシキリなど】(⇒)
Bird-listening(バード・リスニング)にはじまり、谷津の環境変化とそこで観察できる鳥類の変遷、さらには観察記録の実例を紹介いただきました。
(唐沢孝一先生)
【初夏のクモの観察】(⇒)
ジョロウグモのまどいにはじまり、フェンス沿いにいるクモをみんなで探しながら観察します。
(浅間茂先生)
【オオバコの花の観察】(⇒)
ふだん目にしているオオバコですが、花の動きを観察すると、巧妙な仕組みがあることに気づきます。少しややこしいかもしれませんが、ゆっくり考えてみましょう。
(飯島和子先生)
【木材を分解するきのこ】(⇒)
小径の脇に積み上げられた枯れ木に、いろいろなきのこが見られました。
ひとつずつ観察しながら、森の分解者としてのきのこを考えます。
(根田仁先生)
【丸い布団に潜むヒラタグモ】(⇒)
木の幹に張りついたクモの卵嚢のような白いもの。
この物体の正体を解き明かすとともに、巧妙なつくりを観察します。
(浅間茂先生)
【外来植物ナガエツルノゲイトウ】(⇒)
田んぼの畔のナガエツルノゲイトウ対策を見ながら、旺盛な繁殖力と流域に広がる理由を考えます。
(浅間茂先生)
【ガンタケと菌根】(⇒)
植物と共生関係にある菌根菌。陸上の植物の繁栄は菌根菌とともにあるといわれています。
肉眼では確認しにくい菌根が確認できました。
(根田仁先生)
【そのほか】(⇒)
クズの葉の食痕で見分けることのできる昆虫、
シダ植物のヘビノネゴザ。
さらにウラシマソウやホウチャクソウなど、第1回に観察した植物のその後を紹介します。
参加いただいたみなさん、担当講師、スタッフのみなさん、ありがとうございました。
このすばらしい谷津ミュージアムを管理しておられるみなさんに、改めて感謝します。

撮影協力:田上博昭、レポートまとめ:大野透

※ レポートで掲載した記事と写真はNPO法人自然観察大学およびその関係者のものです(禁無断転載)

各講師のプロフィールはこちらからご覧ください ⇒

第3回の自然まるごと観察会への参加は現在キャンセル待ちになります。
メール会員に登録いただけば、募集開始の際にメルマガでご案内いたします。

メール会員の入会・登録は ⇒ 

ほかの記事 このほかの観察会レポートは次でご覧いただけます  ⇒