2023年度第1回(4月23日) 都立野川公園周辺

自然まるごと観察会

主催:NPO法人自然観察大学

わき水広場で水生昆虫を観察


2019年以来、4年ぶりの本格的な観察会です。
「自然まるごと観察会」と名前を変え、要領もリニューアルしました。
観察会の概要は以下のとおりです。


レポートで掲載した記事と写真はNPO法人自然観察大学およびその関係者のものです(禁無断転載)


【野川と国分寺崖線】
野川の成り立ちと、湧水を生む国分寺崖線…
野川公園とその周辺の魅力を概観します。
(鈴木信夫先生)
【わき水広場の水生昆虫】
わき水広場の湧水は小さな流れをつくり出しています。
川底をさらうとオニヤンマのやごなどが見つかりました。
(鈴木信夫先生)
【ヨコヅナサシガメ】
外来種ですが、肉食性のサシガメの中でとりわけ大きく、この季節にサクラなどの幹に目立ちます。
(鈴木信夫先生)
【コフキサルノコシカケの観察】
衰弱したイヌザクラにサルノコシカケが生えていました。
サルノコシカケの生態と本当の姿に迫ります。
(根田仁先生)
【タンポポの観察】
野川公園ではカントウタンポポの信じられないような大群落が広がっていました。セイヨウタンポポとの違いを明らかにし、群落形成の理由を考えます。
(飯島和子先生)
【カラスの捕獲箱と東京都心のカラスの個体数】
公園に設置されたカラスの捕獲箱を見ながら、都心のカラスの個体数の変化を考察します。
(唐沢孝一先生)
【クロハネシロヒゲナガの観察】
この時期だけ見られるクロハネシロヒゲナガ。
愛嬌たっぷりのその飛翔は見られるのか?
(鈴木信夫先生)

< セルフ観察 >


観察会の後半は「セルフ観察」です。講師の話を聞くだけでなく、自ら主体的に観察し、自分なりの発見をしたり考えたりすることの楽しさを味わっていただきたいという想いを込めて「セルフ観察」と名付けました。自然観察大学としては初めての試みです。
自然観察園内に①~⑦の観察テーマを設定し、ガイドマップと観察ポイントを提示しました。時間を決めて各自観察をしてもらいます。
①立ち枯れの木の観察:中安均
②鳥の巣穴の観察:唐沢孝一
③エゴノキのオトシブミの観察:鈴木信夫
④コナラのアブラムシの観察:松本嘉幸
⑤キクラゲの観察:根田仁
⑥イヌノフグリの観察:飯島和子
⑦ラショウモンカズラの観察:金林和裕

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