2024年度第2回(5月19日) 都立水元公園周辺

自然まるごと観察会

主催:NPO法人自然観察大学

シジュウカラの営巣を少し離れたところから観察する


2024年の自然まるごと観察会の第2回です。
「自然まるごと観察会」では、生物のくらし(生きざま)と形、
生きものどうしの関わりに注目しています。
観察会の概要は以下のとおりです。


レポートで掲載した記事と写真はNPO法人自然観察大学およびその関係者のものです(禁無断転載)


【ナワシロイチゴの花から果実】
小さい桃色の花と鮮やかな果実をつけるナワシロイチゴ。
こまかく観察すると、繁殖のための驚くべきしくみがあります。
(飯島和子先生)
【オナガの繁殖】
観察したフィールドに点々と営巣するオナガを見ながら、その生態を考えます。
関東ではよく見かける鳥ですが、西日本では見られないそうです。
(越川重治先生)
【寄生植物ヤセウツボの観察】
ムラサキツメクサなどに寄生するヤセウツボは、葉緑素をもたないので全身茶褐色です。
ヤセウツボが寄生するようすを明らかにし、繁殖力の強さを考えます。
(飯島和子先生)
【ヒゲナガハナバチの観察】
今の時期にふつうに観られる2種のヒゲナガハナバチ。
その生態と、フィールドでの見分け方の裏技を紹介します。
(田仲義弘先生)
【ヒメウズの観察】
第1回の観察会で花を観察したヒメウズの果実が熟していました。
ヒメウズの繁殖戦略と、生育環境について考えます。
(飯島和子先生)
【シジュウカラとムクドリの繁殖】
第1回で見たシジュウカラの営巣は残念ながら失敗だったようです。
でも、今の季節は鳥たちの繁殖シーズンです。
想定外のシーンが次々に観察できました。
(越川重治先生)
【クサグモとコクサグモの網を数えよう】
園内の生け垣で、クサグモとコクサグモの棚網の数を数える調査を実行しました。
全員で懸命に探した結果は?
そしてその数値が意味するものは?
(浅間茂先生)
【サイカチとサイカチマメゾウムシ】
サイカチの花が咲いていました。雌雄同株とされますが、本当のところはどうなのでしょうか。
サイカチマメゾウムシはサイカチの豆(種子)を食害する一方で発芽に貢献しているといいますが…
(飯島和子先生、鈴木信夫先生)
【ユリノキの花と送粉者】
ユリノキの花は独特の形、特有の性質を持っています。
明治の初期に日本に導入されたというユリノキはどのように送受粉しているのか?
多方向から考察します。
(中安均先生)

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